寺社・古民家再生
お寺や神社の本堂や本殿、山門、手水舎など、何世代にも渡り地域の方々に親しまれてきた古い社寺建築が老朽化により人を寄せ付けない風貌に様変わりしてしまっているのをしばしば見かける。その原因の大半は長年にわたる雨漏りの放置によるものである。
雨漏りは瓦の葺き方、板金の納め方、大工の仕事の加減など、些細な違いが要因となることもあれば、地震や台風により建物の条件や状態が少し変化したことにより徐々に引き起こることもある。いずれにせよ、早期に発見して修繕を加え、雨漏りを止めることができれば木材はそう簡単に腐敗することはない。
雨漏りの原因を突き止め改善し、腐敗が進んだ部分を取り換えるなどの修理工事を施すことで、地域の人々の歴史が刻み込まれた向拝柱や高欄をこの先々の世代に託すことができる。
昔の職人がしみじみと彫った彫刻を先々もしみじみと見上げることができるように、弊社は古い社寺建築が朽ち果てることを未然に防ぐための修理工事に勤しんでおります。
大法寺向拝屋根修理工事(江戸川区)
木下地の腐敗は想像以上に進んでいた
向拝の唐破風屋根は銅板葺きであった
大若松寺 向拝廻り改修工事(港区)
改修前
改修後